滅茶苦茶な国 それは現在の韓国
Yahooニュースで以下のような報道があります。
これがどんなことなのか分かりやすく解説したいと思います。
★尹錫悦(ユン・ソクヨル)検事総長
現在の韓国検察のTOPです。
この方はどんな方かというと、一言でいうと「法を心から尊重する」人です。法に基づいて、フェアな捜査を行います。
2017年5月19日に、大統領であった文在寅(ムン・ジェイン)にソウル中央地検長に任命され、その後、検察総長に指名されました。この人事は抜擢と言われました。なお、大統領は指名時に「大統領府でも政権与党でも、権力に不正があれば厳正に捜査せよ」と訓示を行っていました。
その後、前大統領の朴槿恵(パク・クネ)を徹底的に捜査して、懲役25年の有罪判決を下し、刑務所に入れています。
ちなみに、「大統領府でも政権与党でも、権力に不正があれば厳正に捜査せよ」といった文在寅(ムン・ジェイン)ですが、本当にそう思っていた訳ではなく、
「抜擢してやったし、分かってるよね?お前はこっちサイド(現与党)のために、敵(野党)を倒すべくしっかり働いてくれ。」
というのが本音です。
最初は、前大統領の朴槿恵(パク・クネ)をしっかり刑務所にぶち込んだし、よくやっていると評価していました。
しかし、その後、尹錫悦(ユン・ソクヨル)検事総長の下、現政権の不正疑惑を捜査していきます。「大統領府でも政権与党でも、権力に不正があれば厳正に捜査」していきます。
・前法務部長官、通称玉ねぎ男こと曹国(チョ・グク)の様々な疑惑
(娘の不正入学・進学疑惑/思慕ファンドの不正投資疑惑などなど)
・オプティマス・ライムファンド詐欺に青瓦台*の側近の多くが関与している疑惑
*青瓦台(チョンワデ):韓国の大統領官邸のこと
・蔚山(ウルサン)市長選不正介入疑惑
そう、尹錫悦(ユン・ソクヨル)検事総長は、法に下、不正の疑いがあれば誰が絡んでいようが公正に捜査する「法を心から尊重する」人だったのです。前大統領の朴槿恵(パク・クネ)を刑務所にぶち込んだのも、別に現与党に忖度したわけではなく、法に基づいて不正があったからやっただけだったのです。
★それは困る、辞めてもらおう!
政権を奪取して以来、やりたい放題(犯罪含む)やっていた文在寅(ムン・ジェイン)をはじめとする現与党は焦ります。身内の不正は捜査してほしくない。だったら、テキトーな理由をでっち上げて、辞めてもらおう!
ということで、現法務長官、通称たまねぎ女こと秋美愛(チュ・ミエ)が、適当な理由をでっちあげてやめさせようとしています。そして、冒頭紹介したニュースに戻るのですが、懲戒委員会が尹錫悦(ユン・ソクヨル)に対して『停職2か月』という処分を決めたのでした。
でも、そもそもこの懲戒委員会のメンバーですが、良識のあるメンバーは「懲戒理由は適切ではない」ということで辞任したりしています。結果的に、懲戒委員会のメンバーは、ほとんど現与党側の息のかかった者たちで占められました。つまり、今回の処分も結果ありきの出来レースだった訳です。
★納得できるわけもなく、法的な対抗措置をとる尹錫悦(ユン・ソクヨル)検事総長
当然のことながら、尹錫悦(ユン・ソクヨル)検事総長は法的な対抗措置をとり徹底抗戦するものと見られています。そりゃそうですね。
なお、あまりにやり方がひどい現政権に対して、嫌気がさしている国民の中には、尹錫悦(ユン・ソクヨル)検事総長を支持する声が強く、次期大統領候補として支持率が一番高くなっています。
★滅茶苦茶な国 それは現在の韓国
こんな滅茶苦茶なことになっている韓国ですが、2017年の選挙で文在寅(ムン・ジェイン)を選んだのは韓国人自身です。また、2020年4月の総選挙で、文在寅(ムン・ジェイン)率いる共に民主党が国会で過半数を占める結果にしたのも韓国人自身です。韓国では、現与党がトンデモ法案を次々とつくり日々めちゃくちゃな方向に国が進んでいると、日本人である私の眼には映ります。
さて、2022年の次期大統領選で韓国国民はどんな判断をするのでしょうか?
韓国に住む外国人として、韓国人の民度・民意が下す結果には興味があります。
ちなみに、韓国には強めの反日の政党、弱めの反日の政党はあっても、親日の政党はありません。日本は戦略的無視を続けていけばいいと思っています。
≪追記≫
元駐韓大使・武藤正敏の書いた↓の記事は秀逸。
この方は、文在寅の本質を正確に見抜き、著書は予言書(予想がことごとく的中)となっています。