梨泰院クラスレビュー(ネタバレあり)
(愛の不時着に続いて、Netflix上で人気であった韓流ドラマ『梨泰院クラス』を視聴しました。2日間で全16話を一気見です。確かに面白かったです。ただ、ストーリー展開に粗いところがあり、突っ込みどころも満載です。個人的には『愛の不時着』の方が好きでした。そのうち、2つのドラマを比較してみたいと思います。
では、今回は梨泰院クラスのレビューをしていきます。
ここから先、ネタバレありなので、これから視聴予定の方は読まないでくださいね。
『梨泰院クラス』のここが好き
・ヒロイン2人が可愛い
1.主人公セロイの初恋相手として登場するスア役を演じるクォンナラ
とにかく可愛いです。役柄で主人公とのじれったい感じのやり取りが続くのですが、とにかく可愛いのでずっと見ていられます。高校生時代のショートカットから、大学生のハロウィンメイク、大人になってからのOLスタイルとあらゆるシーンがとにかく可愛い。じれったい役柄からか、なんで主人公はスアみたいな面倒な奴が好きなんだ!みたいな指摘をするレビューも見かけましたが無粋です。あれだけ可愛かったら誰でも好きになるでしょう。とにかく可愛い!(シツコイ)
クォンナラは元HELLO VENUSのアイドル出身(HELLO VENUS解散済)です。HELLO VENUSはアイドルとしてはぱっとしなかったようです。You Tubeでミュージックビデオを見てみましたが、クォンナラの存在がひときわ輝いており、その他のメンバーは特筆すべき点なし。
高身長(172cm)・小顔・ハッキリした目鼻立ちが特徴。スタイルの良さが抜群で、AOAのソリョンと憧れのスタイル投票では韓国で1・2位を争うそうです。なお、交際が噂されているお相手はイジョンソクという韓国のトップ俳優のようです。(イジョンソクうらやましいぜ!)
2.主人公セロイを右腕として支えるイソ役を演じるキムダミ
最初は全然可愛く見えないキムダミ。クォンナラの顔が小さすぎるため顔が大きく見えるし、髪型のせいか少し太ってさえ見えました。ところが、所作が可愛いのです。クラブで華麗に踊るシーンは素敵。
そして、ドラマの後半、畳み込むようにどんどん可愛く思えてきます。そして、ドラマを終わるころにはきっとキムダミに落とされていることでしょう。ソシオパスという役どころなんですが、ストーリーが進むにつれソシオパス設定が消え、ただただセロイを愛する有能な女性になっていきます。最後までソシオパスを通してほしかったです。
キムダミですが、元モデルで170cmの高身長。(クォンナラもキムダミも高身長だが、作中ではセロイ役のキムソジュンが186cmの為、ドラマ中で高身長とは感じません。)2018年の映画『The Witch/魔女』で彗星のごとく現れ、韓国では「怪物新人」と呼ばれたようです。そして、ドラマ初主演で『梨泰院クラス』に抜擢!ドラマは大好評で素晴らしい女優人生を歩み始めたと言っていいでしょう。
『梨泰院クラス』のここが嫌い
・ストーリーが粗い
★ビジネスのサクセスストーリーに無理がある
IQ160のマネージャーがいるとはいえ、わき役の陣容が貧弱な中、外食チェーンとして成功する要因が描かれていない。初期段階で店が繁盛した理由は、インテリア・メニュー・味の改善とSNSを通じた広告宣伝。この辺りまでは許せる。
中盤のへっぽこ料理人が努力をしたからといって、韓国中の猛者を集めた料理番組で優勝するあたりから無茶な設定となってくる。(そんなに韓国外食業界のレベルは低いの?)料理番組も美味しんぼのように料理に焦点を当てるでもなく、トランスジェンダーのアウティングにも負けずただ優勝しちゃいました!みたいな無理やりな流れ。その後、マニュアルを整え、韓国国内および海外でのチェーン展開あたりから、『なぜ成功したの?』という点が描かれない。
★トニーのおばあちゃんが韓国有数の不動産投資家
これもいくら何でも偶然が過ぎる設定。そして、融資額の100億KRW(約9億円)というのは迫力に欠ける。一桁違うのではないか。。
★土下座させるゲームが過ぎる
決着が土下座するしないというのはいかがなものだろうか。なんで長家はそんなにも主人公セロイにこだわるかも意味不明。
★宿敵財閥『長家』を倒すシーンがイマイチ
最後一つ手前くらいの、プロキシーファイトもイマイチ。『ハゲタカ』の様なハラハラドキドキからの爽快な決着とは程遠い内容。そして、最後に長家を追い詰める展開も、長家の自滅に近く、個人的には爽快な逆転劇とは感じなかった。誘拐劇からの格闘シーンが続くラスト3話は尻すぼみの展開。
★怒鳴りすぎ
血気盛んな設定の役柄のせいか、毎回誰かが叫んでいる。火病だろうか。。
と、レビューしました。可愛いヒロイン2人が出ているストーリーイマイチドラマみたいになってしまいましたが、実際はそこまでひどくはなくまあまあ楽しめる作品です。
是非ご覧になってみてください。